『Bullet Butlers』 読了

 存分に東出流の燃えを堪能させて貰った。
 中でも漢キャラの生き様は燃ゆる燃ゆる。今回の燃えは、生き様&死に様に特化してる印象。各ルートで野郎たちがオイシイところを掻っ攫っていく影響で、ヒロインが霞み気味になってしまうのはご愛嬌といったところか。2東(ツートン)コンビ*1はどちらも揃って漢を描く方を得手としてるしなぁ。
 壮大な設定がフルに活かされなかったのは残念……というか勿体ないと感じた。『あやかしびと』では九尾が復活しなくとも勿体ないとは思わなかったから、この感じ方の違いは不思議。九鬼先生のようなラスボスの有無や、学園異能とファンタジーとのイメージの差が原因かしらと思ったり思わなかったり。勿体ないといえば、エンディング数の少なさも惜しいところ。セルマルートの大団円は、ノーマルかバットがあった方がもっと映えたと思うんだ。
 一通り不満点を挙げてみたけど、結局ところ余裕で面白いのは流石。今後もpropellerを追っかけていきたいと思わせる良作だった。
 雪さんルートのレイスとガラはガチ。

*1:たくみん命名