ANOSシリーズについて。 ――今更言うまでも無い話だが、これはただのADVではない。

 目下、自転車創業のゲームに嵌り中。
 自転車創業にはANOSシリーズというシリーズがあって、現在5作品まで出ている。私は3弾『ロストカラーズ』と4弾『そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ』を攻略したところ。


 このANOSシリーズというのは簡単にいうと、記憶を蓄積できるアイテム「ANOS」を使って謎解きをしていくゲーム。
 ANOSシリーズはこの謎解きが本当に難しい。素直に読み込んでいけば解ける謎があったかと思うと、プレイヤーの思い込みの隙をついてくる予想外の謎も存在する。システムを最大限活かした謎掛けをしてくるので、解いたときその工夫には本当に感心させられる。
 おかげで、深読みし過ぎてあれこれと無数の憶測が脳内を飛び交うことがある。詰まり過ぎて、「これバグで進まないんじゃ?」と疑うこともある(勿論、バグじゃなくて詰まっているだけ)。「あとワンピース何かが埋まれば解けそうなのに!」とやきもきすることは本当に良くある
 しかし、だからこそ謎が解けたときの喜びが堪らない。ときたま、何だかよく分からないけど解けてしまったということもあるけれど、そういった偶然を含めて面白いのがANOSシリーズ。
 ここで謎解きの喜びを味わうために忘れてはならないことが一つ。それは攻略サイトを見ないこと。ANOSシリーズは謎を解く過程に醍醐味があるので、攻略サイトを見ることは自ら面白いところをドブに捨てるようなもの。そんなことは、MOTTAINAI! MOTTAINAI! 是非自分の力で攻略を。


 さらにもう一つANOSシリーズで面白いのは、人によって詰まったところがまるで違うこと。なのでANOSシリーズ経験者が集まるとほぼ100%どこで詰まったか談義が始まると言っていい。そこで他人がどこで詰まって、何が切っ掛けで謎が解けたかという話を聞くと、人それぞれのANOSシリーズの道程が見えてきてもれなくニヤニヤできると思う。


 これから私は、2弾『空の浮動産』に取り掛かるところ。この2弾に加えて、私はまだ1弾と6弾(5弾は存在しない)をプレイしていない。つまり、まだまだANOSシリーズを堪能できるのかと思うとwktkが止まらない!