最果てのイマ (その玖)

 全工程終了。
 時間帯が時間帯なので手短に書くと、『戦争編を許容できるか否か』が、そのまま『作品を評価できるか否か』の肝になっているかな。
 私はロミオニストで、その上活字中毒者なので、割と違和感なく、むしろ勇んで戦争編を楽しめた(語句を完全に理解できたかは別)のだが、耐性のない人や予期していなかった人には、確かに戦争編の圧倒的情報量とハードSF的な展開、ヒロインが全く登場しないという異質さは不意打ちだったかも知れないなぁ。
 『人を選ぶ』『好き嫌いが分かれる』などの点においては、一つの極点まで到達している感がある。まさに最果て。私はそんな、偏った作品が大好きだ。