群青の空を越えて 体験版

 先日、Ver.2にアップグレートしたおかげで、マイPCの環境でも対応できるようになった。めりっさ嬉しい。ほとんど諦めモードに移行していた分、喜びも倍増でありますよん。
 体験版として申し分のないボリュームと、丁寧な出来栄え。学園生活と戦争とのギャップを上手に活かしていて、普通に面白い。多様な視点で物語が進行するので、登場人物たちの魅力に厚みが出そう。こいつは予想以上に素敵な作品になるかも知れないな。
 戦闘機関係の知識はほぼ皆無だが、体験版の限りでは、専門用語ばかりが飛び交って訳が分からない、という事態は発生していないので、一安心。だが専門用語の多さもこの作品の魅力か。離陸時の英語でのやり取りなどは痺れるものがある。内戦中の日本、という設定は燃えるな。しかも終盤で使われそうな裏設定が盛り沢山となると、もう。嗚呼、何だか興奮してきた(変態)。
 全キャラフルボイスはいい感じ。ありがちな男性キャラの大根もいないようだし、ボイスが付くと主人公のキャラ立ち具合も断然違う。そして矢張り、主人公のキャラが立っていると作品の魅力が段違いだな。
 例によって私は、美樹さんがお気に入り。教官ラヴ。過去にあれこれあってもそれがどうした。年上のお姉さんに敵うものはなし。ちなみに俊治が死にそうだと思う人は挙手求む。何せ設定の段階で既に死亡フラグが……。
 『群青』と聞くと思わず、
 『適応係数』
 とか、
 『この空が無くなるその日までは生きてゆこう』
 といった言葉が、知らず知らずの内に脳髄から湧き出てくるのは、私だけじゃないと思う。