トム・ヤム・クン

 DVDが出たので、早速友人数人と観賞してきた。
 で、その感想――
 いや、凄ぇ。
 前作『マッハ!!!!!!!!』でも激し過ぎるほどの『生』のアクション――全速力から打ち放たれる飛び膝蹴り、容赦なく振り下ろされる脳天肘打ち、吹き出んばかりに飛び散る流血――に度肝を抜かれたが、今作はそれを更にパワーアップさせてきたんだから、ただただ驚く他ない。
 どのアクションシーンも見逃せないほど凄まじい出来だが、特に49人連続間接極めのシーンなんかは強烈。次から次へと現れる敵の間接を一瞬で極めていくトニー・ジャー。倒し終わった後に映る悶え苦しむ人山がほとんど阿鼻叫喚図と変わらないというトンでもないアクションだった。
 しかしこの作品、トニー・ジャーは勿論なんだが、トニー・ジャーと戦う相手も十分人間離れしてるよなぁ。小ゾウとはいえゾウを投げるとかあり得ない。